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| プライムウォーターA

水溶性切削油劣化改善薬剤:
切削油性能維持効果、工作機器寿命延長効果、油分分散効果、硬度改善効果、臭気低減効果、雑菌低減効果、防錆効果等
荷姿:4L、20L
希釈倍率:20倍希釈にて使用
液性:アルカリ性(使用液:pH9.0 原液:pH10)
経口毒性レベル:経口急性毒性推定値(ATE) 33,500mg/kg(区分外)
成分:非イオン界面活性剤、キレート剤、アルカリビルダー
Primewater Aには安全性が非常に高い多機能切削油改善薬剤です(洗浄、清掃にも使用可)
安全性:人・環境に対して非常に高い安全性を誇る
原液でも食塩の1/6の経口毒性であるため毒性は無視出来るレベルです。可燃物や危険物ではないため法律に抵触しないため各方面での導入がされています。油や汚れをスムーズに分解・除去し、美観維持と事故(スリップ等)防止の面で5S推進に寄与します。
水溶性溶剤機能:様々な溶液との組み合わせが可能
様々な水溶性溶液、疎水性物質との相性が非常に良い。
右の動画は、市販の強力界面活性剤系洗剤とPrimewaterを比較した動画です。界面活性剤とプライムウォーターの決定的な違いがわかる動画です。プライムウォーターは微細な分子クラスターであるため、エンジンオイルやマヨネーズなどの油性物質の結合の間に入り込み親水性物質へと即座に物性を変化させることが可能です。
また、油分を強力に脱脂することが可能であるため、金属加工の際の最終的な脱脂作業時の拭き上げにも最適です。代替IPA(イソプロピルアルコール)と使用することで可燃物のリスクや管理コストを大幅に削減することが可能です。
サイズ的優位性:微細なクラスター分子ゆえの機能
上の動画の効果は、Primiwaterのサイズ的優位性とフロート効果によるものです。この効果が他の色んな作用にも大きく影響しています。
右図のイメージ図のように、プライムウォーターの分子は水分子よりも小さい物質のイメージです。これにより対象物質の下に入り込み、対象物質を浮かして除去することが可能です。一方で水分子は汚れよりもサイズ的に大きい場合は対象物質に潜り込むことが出来ないため「浮かす効果=フロート効果」が得られないため洗浄効果が得られません。


腐食作用:腐食性なし(防錆効果あり)
ゴム、繊維、プラスチック、金属類(ステン、アルミ、銅)についてもほぼ腐食性がありません。
特に金属表面に関しては浮き錆を除去し、防錆効果、光沢復元効果を発揮します。
*…マイクロフィルム等に関しましては傷があると浸潤してしまう可能性があります。
消臭・除菌効果:使用後に消臭除菌、防汚効果があり
使用後は消臭、除菌、防汚効果が高まります。
プライムウォーターは高い除菌効果があります。大腸菌やレジオネラ菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などにも効果が確認されています。
悪臭の大半はこれらの微生物の代謝に起因することが多く、プライムウォーターは菌をコントロールすることで除菌消臭効果が得られます。

軟水性能:混合もしくは単独使用で軟 水化効果が得られます
混合することで全硬度を低下させ、対象液を軟水化、固形物を軟化させます。(クーリングタワーのシリカ対策可)

■:循環水A 初期硬度 270mg/L
投入後循環水硬度 25mg/L
全硬度90%低減達成
■:循環水B 初期硬度 45mg/L
投入後循環水硬度 <0.5mg/L
全硬度99%低減達成
■:循環水C 初期硬度 30mg/L
投入後循環水硬度 <0.5mg/L
全硬度98%低減達成
左のグラフは循環水ラインにプライムウォーターを50倍希釈で添加し、循環させた後のデータです。これにより硬度を低下させることで熱交換効率などの低下を予防することが可能になります。
右の動画は熱交換ユニット部分の金属表面に析出してしまったシリカ分をプライムウォーターで除去する動画とプライムウォーターで表面に析出してしまったシリカ分を浸け置きすることで軟化させる動画です。
クーリングタワーや熱交換器の内部配管の循環液をプライムウォーターで定期的にメンテナンスをしてあげることで常に高い熱交換率を維持することが可能です。
これによりクーリングタワーでは15-25%、チラー設備では10%の電気代を節約することが可能です。(実績値)
nヘキサン低減効果:投入濃度次第ではnヘキサン抽出物濃度を低減可能
対象となる油分を微細化させることにより、バクテリアの分解効率を高めることが可能となります。これにより排水処理設備の負荷を低減することにも寄与します。
> 例1 検査検体:工場排水

nヘキサン抽出物
取水原水:6,000mg/L
→2日後:3,900mg/L
→7日後:93mg/L
> 例2 検査検体:なたね油廃油

nヘキサン抽出物
取水原水:3,300mg/L
→7日後:300mg/L
水溶性切削油の劣化メカニズムとは
工場における切削工程において、当たり前だと思っていた問題を解決するのがPrimewater Aです。切削油はpH低下、粘度上昇、スラッジの増加が発生することで様々な劣化要素を生み出します。
劣化メカニズム1 : pH低下
pHが低下することで雑菌が急激に繁殖を開始します。これにより有機物や油分の分解が始まり、ワークスペースに独特の悪臭が立ち込めます。また、当然のように酸性側に偏れば加工機などに錆が発生し、装置寿命の低下に繋がります。
Primewater Answer
pHをアルカリサイドで維持することが可能です。また、高い除菌効果を発揮するため、雑菌由来の腐敗発酵を抑制し、切削油の劣化を防止するだけではなく悪臭の発生も予防します。また、防錆効果もあるため、切削油だけでなく工作機械も保護することが可能です。
KEYWORD : pH管理、除菌効果、防錆効果、消臭効果
劣化メカニズム1 : 粘度上昇
粘度が上昇することで、「泡立ちによる吐出量不足」「ワーク付着物による切削油持ち出し量増加」「ポンプ負荷の増加」「切粉・研磨カスの増加」「刃物寿命低下(チッピング、摩耗)」「砥石目詰まりによる品質低下」が発生します。
Primewater Answer
これらの問題は当然粘度が原因で発生します。切削油に粘度が出てきてしまう理由は、機械油や防錆油など外的要因により持ち込まれる油分や切粉などの粒子の径がキーポイントになります。これらの外的要因をコアとし、油分などのゴミが水溶性切削油内に浮遊物質として浮遊します。
水溶性切削油が新液の時には微細な粒子形状をしています。これを常に微細な状態に維持することが出来るのがPrimewaterです。
また、水中に浮遊するカルシウムなどの物質により金属石鹸(スカム)を形成し、切削油の機能を大幅に低下させるのを防ぐ効果もあります。
Primewaterは水溶性切削油の能力を最大限発揮させるために必要な条件を整える薬剤と言えます。
KEYWORD : 切削油初期性能維持、スカム発生防止
劣化メカニズム3 : スラッジの増加
スラッジが増加することで、「刃物寿命の低下」「砥石目詰まりによる品質低下」「液再生による工数増、再生品質低下」「摺動部の作業不良」「機内の汚染蓄積による流動性低下」などを発生してしまいます。
Primewater Answer
スラッジ発生のメカニズムは、次の通りです。切削工程が進行すると、切削液の構成基油とともに、混入油などが結合した大きい油粒子が浮遊しています。また微小なスラッジを核として油の再結合が進行します。この再結合するのを阻止する必要性があります。
Primewaterを投入した直後、液中の混入油を微細に分散します。また、Primewaterの効果により形成された陰イオンバリアによって互いに反発し、再結合を抑制すると同時に、抱き込んだスラッジを放出します。また、同時に配管内部等の機内に堆積した汚染物に浸透して対象物から剥離・除去する効果があります。
KEYWORD : 再結合防止、スラッジ放出
Q & A
Question1. 原液状態でPrimewater Bを口に入れても大丈夫?
基本的には問題ありません。口に入った場合はうがい等の措置行って下さい。経口急性毒推定値(ATE) 33,500mg/kg
Question2. PrimewaterB 原液は、pH10以上ありますが危険度はないのでしょうか?
本製品は石油系界面活性剤、溶剤を一切使用せず、発がん物質も含有されていません。またQ1でお答えしました通り、経口毒性推定値も非常に安全性が高いレベルにあります。製品の性質はアルカリ製品であることは間違いありませんが、人体や対象物にダメージを与える危険度については、デリケートなゴムやプラスチック、金属(特にアルミ・銅・銀)に対しても殆ど悪影響はありません。pHについては、酸性分野では一般的な炭酸飲料のpHは2.6-2.8であり、アルカリ分野では主要源泉のpHも11.2-14は確認されています。pHはあくまでも目安であり、pHが「高いー低い≠安全性が低い」は一外には結びつけられないのです。
Question3. 洗浄後の廃液をそのまま排水溝やグリストラップに流しても大丈夫?
本製品は有機物(油・ニオイ)を分解しバクテリアの捕食しやすい微細な状態に変化させる作用があるため、様々な混合液や漬け置き洗浄後といった各場面での使用済み廃液を排水溝に流すことによって配管内のヘドロ等も分解しやすくする作用があります。ノルマルヘキサン、COD値も改善している工場様もおります。日常的にご使用戴くほど、周辺の衛生環境の改善に寄与します。
Question4. 本製品を使用しない方がよい場合はありますか?
サンゴ、オパール、真珠などの宝石類は外してご使用下さい。またウール、シルク、テーブル表面コーティングなどの風合いが心配なものについてはご確認の上ご使用下さい。